これだけ将来の不安要素が多い時代。
だからこそなのか?ネットを覗いていると、副業に興味を持つサラリーマンが、日ごとに増えているような気配を感じます。
そんな中、広告や記事でよく見かけるのがこんなコピー。
「集客不要」
「営業不要」
「資金不要」
目を引きたいからって、独立開業するかたへ向けて、「●●不要」的なコピーばかりってのは、どうかと思いますよねえ。
そして、この中でボクがもっとも不適当だと思うもの。
それが「集客不要」ってやつでして。
集客こそ独立成功に欠かせないたった1つの要素
下記は2019年度、日本政策金融公庫が実施しました、新規開業実態調査です。
起業後の困難事案アンケート
・3位:従業員の確保
・2位:資金繰り・調達
そして1位がぶっちぎりで
・集客
とのこと。
当たり前のことなんですが、利益の源泉はお客さま(クライアント・ユーザーさま)です。
これはどんな業種にも当てはまります。
つまりどのような仕事でも、人間を相手にしているってこと。
だから利益を出すには、その人間を集めるという行為は、避けられないワケです。
集客手段を覚え、あなたのお客様を持とう
ボクが独立を果たしたのは、とどのつまりこの「集客スキル」に自信がついたこと。
これに尽きると思います。
サラリーマン時代、ボクは10年ほど、自動車部品販売店の店長を勤めていました。
店長の仕事は多岐に渡ります。
しかしその中で、優先順位をつけるとするなら、ボクは一番に「集客」を上げるでしょう。
理由は先にあげたとおり、集客はビジネスの成功に欠かせない、もっとも大事なことだからです。
その事実を知っている以上、ボクが今の業界に足を踏み入れたときから、この集客スキルを学んでいきました。
WEB上での集客スキル、それはすなわち「ライティングスキル」です。
これを覚えてしまえば、集客に困る可能性が、限りなく少なくなります。
ボクが独立して5年が経過しましたが、まったく畑違いの業界で、食べていけているのは、そういう理由が大きいと思ってますよ。
あ、畑違いの業界と書きましたが、ボクにとっては、それが返ってよかったのかも知れません。
下記は、独立を志す多くの方が、勘違いして実行に移し、失敗した例です。
同じ業種で開業した際の落とし穴事例
・美容院のスタッフが、身に付けたスキルを武器に美容院をオープンするも、あえなく閉店。
・焼き鳥屋の従業員が、お店のレシピを覚え独立をしたものの、お店は閑古鳥。
・営業マンが、会社の問屋から商品を卸してもらうつもりで開業するも、計画どおりにいかず。
これらの失敗の共通点。
それは、勤めていたころと、同じ業種についてしまったってこと。
例えばあなたが美容院につとめていて、オーナーに独立したいと申し出たとしましょう。
その場合、オーナーはお客様をとられないよう、何かしらの行動をとると思います。
この「何かしら」が厄介なワケです。
焼き鳥屋などの飲食業は、もっとわかりやすいです。
仮にレシピをカンペキに覚えたとしても、別の店で出せば、それは所詮二番煎じという評価が下されます。
元のお店の近隣に店舗を構えれば、なおさらその傾向は強くなるでしょう。
また、仕入れ問屋からも、前オーナーとのお付き合いを優先され、下手すればまったく食材が手に入らない、といった事態を招きます。
これらの実例は、恐らくご自身の腕前(スキル)に自信があったこと。
また、それさえあれば、お客さまが来てくれるという大きな誤解があったのでは?
とボクは思ってます。